だいもんは好きだけど、クロードはどうしても好きになれない
琥珀色の雨にぬれて/"D"ramatic S!
愛知3DAYS、1日1回ずつ観劇することができました!
地元に来てくれるのほんとーにありがたいです!!
千秋楽を愛知で迎えてくれる喜びたるや…!!しかも観に行くことができ、希望希望を戸惑いつつ体験することができました。
琥珀色の雨にぬれて は、一部始終クロードふざけんな( ^ω^ #)でした。
なんなんだあいつは…
でも魅力的な面もすごく見えて、胸キュンとイライラを繰り返す複雑な気持ちで見ていました。
この作品苦手っす_(┐「ε:)_
シャロンが柄が悪い知り合いに絡まれたときに、
わたしは自分がしたいようにするの。
いつも。
と啖呵をきる場面があって、パリと言えど1920年代に女性がそんなことを言うと思うと、それはそれはかっこよくて印象的なセリフなのですが、どう考えても一番自分がしたいようにしてるのってクロードじゃねーか( ^ω^ #)という。
その時の感情の赴くままに素直に動き、考えなければならないことも考えたくなければ放置し、そういう振る舞いに悪気は全くないと思われる…ダメな方向にも素直…
マジョレ湖に向かおうとしている場面でも
全てをかけたんだ…!!
というクロードがシャロンへ向けてのセリフがあります。そう聞くと奥さんも会社も全てを捨てて、ここに来てくれたのね!と思ってしまいそうですが、ところがどっこい彼は誰に何を言うでもなくこっそり家を出て来たに過ぎず、それらを捨てる決断など毛頭なく、旅の後戻るのかどうかも考えず、とりあえず大好きなシャロンと約束したマジョレ湖に行けて嬉しいな❤︎というところで思考が停止しています。
これふざけてるのかな??と。
言ってること正反対ですけど!!
何もかけれてないからクロード!!!
駅にやって来て、詰め寄るフランソワーズ。どうして黙っているの?と聞かれてクロードが答えた言葉が、
わからない…
んん…??( ^ω^ #)
そこは何とか取り繕うなり、捨てる決断するなりしようとしてよ…
なに放棄してんだよ…
素直にわからないって言っちゃうんだ…
結局シャロンが空気読んで、身を引くことで場を納めます。
シャロン姐さんかっこよすぎます。
クロードって誰かがどうにかしてくれるの待ってるの?
何が望みなのかしら?
クロードがどうしたいのかが何にも分からなかった…
何もかも捨ててシャロンとの未来を思い描いていた訳でもなく…
フランソワーズとの未来を考えていた訳でもなく…
でもクロードのシャロンへの好きという気持ちは、彼女をトロフィー的な扱いしかしないどんな男よりもシャロンの心を捉えてしまったんですね。
純粋だと周りから言われるクロード…様は子どもなんですね。純粋ゆえの残酷さというか…真っ直ぐ思ったように、ただただ心のままに動く。そこには打算とか計算とかはない。それが大人に相応しい在り方かと思う反面、自分が無くしてしまったかつての純粋な気持ちを思わせて、憎めない…
って感じでしょうか。
私は嫌いですけどねクロード笑
でもだいもんのピュアなおぼっちゃんが見られたのでとっても満足です。
まあやちゃんとのデュエット本当に本当に最高でした。
まあやちゃんのシャロンは
マヌカンという役柄にしてはビジュアルが心配でしたが、立ち振る舞いや所作、声色など、使えるものは総動員して、気高く美しい、そして強いシャロンを作り上げていました。
いやーまあやちゃん頼もしい!
肝が座ってんなーと、惚れ直しました(^ω^)
ショーでさらにまあやちゃんに惚れてしまったのですが、それはまた別の記事にします。