2017.09.10 神々の土地/クラシカルビジュー

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見て来ました〜!

最初で最後の観劇でした。

まあ様の退団公演なので目に焼き付けたい!と思いつつも新鮮な気持ちで観劇したく、特に予習も何もせずに臨みました。



そしたら…お芝居、話を理解しなきゃ!と必死に台詞を聞き取ろうと緊張し、ストーリーも緊張感があり、疲れました…

そして気になったのが、まあ様演じるドミトリーがあまり主役らしくなかった…

ただただ周りに翻弄されていたような印象でした。ラスプーチン暗殺の際も、怒りに任せて勢いで…という感じだったし。


お話としては、ひたすら美しく、時代のうねりとかおぞましさが感じられ、すごく良かったです。暗いけど。

全ての人が時代やらなんやらに翻弄されてはいるんだけど、そこに抗おうとする人々が描かれていました。ドミトリーはヒーローでもなんでもなく、翻弄される人々のひとりでしか無いんですよね。クーデターを引っ張るわけでもなく、潰すために何をした訳でもない。

それが、朝夏まなとさんの卒業公演ということを思うと残念でなりませんでした。でもあれだけ美しく衣装を着こなしておられて、顔のアップというより、つま先まで全身を拝みたい感じでした。スーパーロングな脚でした…


衣装といえば伶美うらら様も、最初から最後まで美しかったです。そして全然歌ってなかった 笑

うらら様って歌う時に凄く苦しそうな顔をするなー美しいお顔が歪んでいるなーと、王家に捧ぐ歌のアムネリスで凄く感じて。なので歌い出すと役ではなくて、伶美うららさんだなーとなってしまってお芝居への気持ちがぶった切られていたんですが、今回はそれがなかったので正直快適でした。美しさを存分に堪能できました。

あの美しい背中は一見の価値ありです!


あとはやはりラスプーチンでしょうか。愛月ひかるさん、TOP HATでベティーニをやられてからどの役を見てもベティーニ風味が抜けきってないように感じていましたが、ラスプーチンは新境地開いたように感じました!めちゃ怖いです。存在にゾッとさせられました。



真風さんは、そんなに目立つ感じでも無かったなー。というか真風さんってまあ様の敵役全然やってないですね?


王家に捧ぐ歌→敵

メランコリックジゴロ→友だち

シェイクスピアパトロン

エリザベート→恋敵?でも悪役ではない…

バレンシアの熱い花→見てないので分かりません

王妃の館→亡霊


はっきりとした敵役悪役は王家のみ…折角の2番手なのにもったいない…自分の中で真風さんが一番光ってたのは王家に捧ぐ歌のウバルドだったので、やはりトップと敵対する役って魅力が倍増するなーと思いました。


そして、ショーはなんだかみりおんがいないのが物足りなくて…

デュエットダンスがないのが寂しすぎて…!!あの美しいリフト見たかったよう(´;ω;`)

もやもやしたまま最後まで見てしまいました。そのせいか、いまいち泣けなかった〜なんだか悔しい…笑


千秋楽のライブビューイングどうしようかなーと悩み中です。本当にデュエダンもデュエットもないというのが悩ましいところで…


自分が思っていた以上にまあ様とみりおんはニコイチだったんだなーと感じさせられました。みりおんを送り出す時はまあ様がいたけど…!!まあ様はひとりで卒業しちゃうんだ(´;ω;`)


エキサイターの若さスパークリングから再び出会ったという、ときめくような組み方をしたふたりなのに、別々に退団することになろうとは…しかもトップ娘役不在という状況で。

やっぱり宝塚らしい様式美ってある程度必要なんだなって思わされました。