2015雪組ルパン三世/ファンシーガイ!

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3回目の観劇は2015年雪組
ルパン三世/ファンシーガイ!
でした。

この時の私は、雪組はだいもん以外ほぼ分からず。(今では5組のなかで一番組子の顔と名前を把握しているのは雪組ですが。)なのでだいもんがいるから雪組を観に行ってる状態でした。

しかし早霧さんの圧倒的な美!そして舞台をルパン三世として駆け回る軽妙な姿!喰らい付く咲妃みゆちゃん!喰らい付けないだいもん‼︎そこまでやっていいのか夢乃さん!笑  この組…いいわ…となりました。

正直ルパン三世っていう演目って宝塚的に美味しいですかね?ポスターが出た時はあちゃーと思ってしまった記憶が…。出落ちな感じに仕上がってしまうのでは?と心配になったような。ただの豪華なコスプレした舞台にならないのかという思いがあったのですが、私は早霧せいなさんを、宝塚歌劇団を侮ってました。お話として普通に面白かった。しかも宝塚初見の人にも宝塚気分が味わえるベルばら時代へのタイムスリップ!この時脚本家の方がどなたかで演目への期待値を図るということを覚えました。
小柳先生と早霧さん(雪組)が「美味しく」したんだ。有名原作だから成功して当たり前なんてことは決してない、と強く思いました。


ショーは夢乃さんが退団だったのでだいもんの組み替え1発目の公演でしたが夢乃さんフューチャーな内容でした。みゆちゃんの出番も全然無かったな。お披露目公演だというのに。ただデュエダンはなんとまあフレッシュで!目隠しとか…笑


この公演は友の会で当たったSS席(7列目とかでしたが)で、私は通路に近めの席だったんですが、2列後ろくらいの通路側の席が空席だったんです。そしたらなんと、客席降りのときに、ジェンヌさんが歌いながらその席に座ったのですっっ‼︎そして隣の席の人にめっちゃ絡んでる!なにあれ!なにあれ‼︎と後ろを見て興奮する私。でもあのジェンヌさんが誰なのかは分からない…‼︎ただただ異常にスタイルの良い方とだけ記憶しておりました。後にその方が鳳翔大さんだと判明したときには、なんてもったいなかいことをしたんだと…鳳翔さんだって分かっていたら10倍くらい嬉しかったに違いないのに…と雪組子に疎いことをめちゃくちゃ後悔したのです。

パッショネイト宝塚とはまた毛色が違うショーでした。そして衣装の色がファンキーだった…笑  そして友人とはピンクだいもんと言えば伝わるあのシーン…もう、ありがとうございますとしかいいようがなく…夢乃さんとのデュエットも素敵だった!でも2番手のおっきい羽根はまだ背負っておらず。夢乃さん仕様だもんねこのショーは…とちょっと悔しく感じられてしまったのでした。

2016宙組エリザベートと2014花組エリザベート みんな違ってみんないい。

私の初エリザベートは2014年の花組です。2回目の観劇でした。

 

望海風斗さんを生で見てみたい!と思って調べたところ、東京でエリザベートが公演中。お金の力でチケットを入手して観劇した思い出があります。その時はひとりで見に行ったので、私を宝塚に引き入れた友人と、花組エリザ一緒に見たかったねと時折話していたので、宙組でやると聞いてとても嬉しかったのです。
 
前回のエリザの加熱ぶりを思い出してチケットとれるか非常に不安だったんですが、阪急交通社で申し込んだら取ることができました。あんまり早い時期にあっさりとれたので拍子抜けでした…阪急交通社って穴場なのかな。
 
今回のエリザベートでは、トカイワインの販売がありました!最近この企画続いていて嬉しいです!ミーマイの時もフィッシュ&チップスとビールをいただきました。もちろんハンガリーに独立を…!で乾杯。こういう企画があると世界観を感じられてわくわくが加速します!なので高いけども買わずにはいられない!
 
いろいろなもので高まった状態で観劇...なんていうか.....
エリザベートという作品が好きだって思いました。全体のバランスというかスジが通っていて、ストンと作品が理解できたような気がします。トートの立ち位置が、主役でありながら影にひそんでいる「死」として成立していたような。トートはあくまで概念であって、エリザベートの心の中に潜んでいるもので、あまりに独立しすぎてるとキャラクターとしての存在が理解し辛いものになってしまうのかなあと。そこのバランスのとりかたがまあ様トートはとても良かったように感じました。宝塚においてトップスターがそういう役作りをするんだなーと意外に思いました。(その点明日海トートは感情豊かな主役らしいトートだったなあ。あまりに感情豊かすぎてトートというキャラがよくわからなくなって混乱しました。笑)黒髪というのもそういう意味で効果的だったと思います。衣装も完全にまあ様のスタイルがなければおもしろいことになっちゃう系でしたね。あえてマントの裾が床につく長さになっていたことに長身の余裕が感じられました。(しかし、マントかっこいいんですけと足が全然見えないんですよねーまあ様が机に腰掛けるところなんて太ももガン見です。長いし細いしどういうことだ!!と思いながらガン見です。)
衣装といえば真風さんもとっても素敵でした。若くハンサムな皇帝の説得力たるや!今回のエリザの素敵なところって、フランツとエリザベートの関係性がキチンと夫婦らしく感じられたところにもあったと思いました。エリザベートもフランツを愛していたのだなーと思えたので、裏切られたと感じた後のエリザベートの行動も、傷ついた故のことだったのだなと。エゴイストになってしまうまでの過程が描かれていた感じがしました。なので「私だけに」を聴いて、エリザベートも葛藤や苦悩してるんだなと。結果にはキチンと理由があって、みりおんエリザベートには理由を感じました。少なからず共感できる部分があったので涙がでてきました...
蘭ちゃんエリザベートは一般人には計り知れないエゴイストなパワーが炸裂で一ミリも共感は出来ませんでした。笑 歴史に残るほどの人物としての説得力があって、二組しかみてませんがエリザベートの見せ方の表現が全然違い、面白いなと思いました。蘭ちゃんは最初から歴史上の人物然としていて、みりおんは等身大の女性が歴史上の人物になっていく過程を演じていたような感じでしょうか。もともと持っていた気質なのか、環境がそうさせたのか..みたいな。
私の観た公演はルドルフが蒼羽りくさんでした。宙組にうとい新参者の私はどういう持ち味の方なのか全く知らずにみたのですが、
好きです。
これはいいルドルフ!運命に翻弄されまくり。絶望する姿に、エリザベートの子どもだね..と思いました。エリザベートは、絶望しても、それでも生き抜いていく決意をするわけですが(私だけにを歌い上げる場面)ルドルフは死を選んでしまいますよね。なぜそこに差が出てくるのか、親の愛情に飢えていたか否かかなーと思いました。エリザベートは幸せな、心のよりどころとなる子ども時代があったけどルドルフにはそれがなく...エリザベートは最後冷たく突き放しちゃうしね...ここで再び涙です。
愛月さんルキーニ。私は観てなかったのですが端っこに佇んでいるときにお客さんに話しかけていたらしい。笑 傍観者として舞台を力抜いてふらふらしてる感じがすごく良かったです。グランデアモーレではベティー二がチラつきましたが..笑
 
なんだか宙組花組の比較になってしまいました。どちらがどちらとも良いと思ったのですが、一本のお芝居としては宙組、場面を抽出すると花組という感じでしょうか。
 
花組は、明日海さんのお披露目であり、蘭ちゃんの退団公演であり、だいもんの花組最後の舞台であり、北翔さんが専科より出演した公演だったので何だかお祭りムードだったように思います。なんといってもそれぞれの歌がすごく良かった。最終証言のところの明日海トートvs北翔フランツとか最高だったよなー迫力がすごかった!!北翔さんの歌声ってなんであんなに包容力あるんでしょうね?それでもツンツンするエリザベートに「なんでやねん!」と思わずにはいられませんでした。
 
宙組は、宙組の隅々までエリザベートだった!という感じでしょうか。配役に違和感ゼロで世界観を堪能させてくれたようなイメージです。子どものルドルフとトートの身長差よ...子どもルドルフかわいすぎ!!まあ様の宙組って、まあ様が示している指針が組全体に染み渡っている感じがします。ヒタヒタです。それが心地よいのかなあ。
 
宙組がコース料理なら、花組バイキング形式のお食事みたいだと思いました。ステーキも刺身もケーキもあるよ!!みたいな。
 
結局、私はどっちも好きなのでした。

出会いはふとした瞬間


宝塚にはまってからというもの、毎日があっというまに過ぎていくことに驚き、その時思ったことを記録しておきたいなあと思い、ブログを始めてみました。


まずは宝塚との出会いを書いていきたいと思います。


私の初観劇は2014年7月26日の星組公演『The Lost Glory —美しき幻影—『パッショネイト宝塚!』です。

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これが2年前だということにまず驚きです。しかし柚希礼音さんも夢咲ねねさんもすでにご卒業され、次いでトップになられた北翔海莉さん、妃海風さんコンビも退団公演を控えているという…

流れが速すぎて、ついて行くだけで身が持ちませんね。


この公演、なんとお席がSS席の3列目だったんです!

友人にに声を掛けてもらい、すごくいい席だから!と熱く説明して貰った記憶がありますが、ふーんとしか思わなかったあの時の私‼︎無知って怖い。


関西に行くのに新幹線を使うのですが、友人はわざわざおとめを持ってしてくれて新幹線の中で色々と説明してくれました。

でも誰が誰か全く分からないし、宝塚って特殊な世界なんだという思いを強くさせるだけでした。

あれはオススメしません。笑


初めての宝塚大劇場は、意外と田舎だなとかトイレの数多いなとか、いちいち驚いていた気がします。


そして舞台が始まると、人の顔の見分けがつかなくてお話全く分からず。無駄にいい席に座っての感想は、

まつげが凄いね

でした…(・ω・)


衣装もコロコロ変わるし、スーツ物だったのもあり初心者にはハードルが高かったです。

ただ銀橋に出てきた轟悠さんのまつげを見上げたことは今でも鮮明に思い出すことができます。

轟さんの完璧すぎるお顔とまつげだけは記憶出来たんですねー

美しいは正義ですね。



そしてショーの方はというと…


黒塗りだったんですよ。

初宝塚の人に黒塗りの星組はパンチが強すぎた…

ショーの感想は

訳が分からなかったけど、なんか圧が凄かったなあ、で終わりました。

またしても誰が誰なんだか状態です。もったいない…


観劇後はキャトルに寄って、記念に、と柚希さんのショーのブロマイドを買って帰りました。


帰り道友人に感想を求められるも、なんだか凄かったね、くらいしか言えず。 

この感想を聞いて友人は、退屈だったのかと思ったらしかったんですが、私の心の中は初めての宝塚を処理しきれなくて混乱してたんですねー。今思えばですが。


こうして私の初宝塚は終了しました。

めでたしめでたし…



と行くはずが!

何事も予定通りには運ばないのが

宝塚ですね!


別れ際に友人が言ったのです。

youtubeに宝塚の動画あるよ、と。

心に何かが引っかかっていた私は帰ってから動画を漁りだします。

そして、花組オーシャンズ11にはまり、蘭寿とむさんに惹きつけられ、望海風斗さんに堕ちるのでした。


観劇してから1ヶ月後くらい経った頃、友人に、実は宝塚にどハマりしてしまって夜な夜な花組のCONGA‼︎を見ていることを告白。

観劇後の私のテンションの低さから、まさかハマるとは思わなかったようで、とても驚いてました。



そして今では

望海風斗さんを応援しつつ、

早霧せいなさん率いる雪組の絶妙な関係性に夢中になっています。


ちょくちょく入るエリザベートネタは、一昨日観劇してきたからです。笑

またエリザベートの感想なども書かなければ!